
株式会社リダクションテクノ様は、東京都江戸川区に本社を置き、東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの産業廃棄物の収集運搬を行っています。
今回は、DXEの導入によりマニフェスト業務を効率化させ、社員の残業時間の削減に成功した取締役事業部長 細田様にお話を伺いました。
導入前の課題
はじめに、御社の事業内容を教えていただけますでしょうか?
当社の事業は、大きく分けて二つの柱があります。
一つ目は、産業廃棄物の収集運搬業です。主な取引先は、物流業・飲食業・小売業・サービス業。これらの顧客から排出される産業廃棄物の収集運搬を行っています。
当社のこだわりは、単に廃棄物を収集運搬するのではなく、排出事業場や廃棄物の品目に応じ、運搬先の処分場を振り分けていること。物流を効率化させる取り組みを行っています。
二つ目は、資源循環社会の実現に向けたリサイクル事業です。
例えば、物流の過程で排出される使用済のストレッチフィルムや、樹脂製品の成型過程で排出される材料を回収。それらをリサイクルの仕組みに乗せることで、限りある資源の有効活用に努めています。
DXEを導入する前に抱えていたお悩みや、導入の決め手を教えていただけますでしょうか?
DXEを導入する前は、JWNETでマニフェストの登録を行っていましたが、業務の効率化がなかなか進まず、マニフェスト業務が煩雑化していました。
特に負担を負っていたのは、ドライバーです。出発前と帰社後に登録業務を行っており、1日あたり大体2時間程度はマニフェストに関する業務を行っていたと思います。
それに伴う残業も発生していたので、業務負担の軽減を課題として感じていました。
実は、当初は配車業務の属人化を解消するために、他社の配車システムの導入を検討していました。しかし、配車機能しか備わっていないことや、費用の面が希望とマッチせず、導入には至らなかったです。
そんな時にDXEを知り、解決領域の広さや、コストパフォーマンスの高さが当社のニーズに合致しており、導入を決意しました。

導入による効果
DXEを導入したことによる効果を教えていただけますでしょうか。また、社内の反応はいかがでしたか?
DXEの導入で業務が効率化されたことによって、マニフェストの業務時間が約75%短縮し、社員の残業時間を削減することができました。
何より、これまでマニフェスト登録に費やしていた時間を、より本質的な業務に充てられるようになったのは大きかったです。
「マニフェスト登録」というノンコア業務を効率化し、「収集運搬」というコア業務に集中できるようになりました。
また、システムの使いやすさもDXEの魅力の一つだと思います。新たに採用した事務員へ操作方法を教える際も、大掛かりな研修は必要なく、短期間で戦力化できました。
社内では「DXEは非常に使いやすく、作業時間も減っているので助かっています」という声があがっています。

今後の展望
最後に、導入を検討している他社担当者へのメッセージや、今後の展望を教えていただけますでしょうか?
DXEを導入したことで、売上や利益に直結する本業に時間を割けられるようになりました。この効果が広まり、少しでも多くの企業がコア業務に集中できるようになればいいなと願っています。皆さんにもぜひDXEを使ってほしいと思います。
今後の展望としては、当社は、「実現するぞ!サーキュラーエコノミー」という理念を掲げ、環境保全や社会貢献を目的とした活動に積極的に取り組んでいます。
例えば、脱炭素を切り口とした「FUROSHIKI」のプロジェクト。「FUROSHIKI」とは、使用済のストレッチフィルムを原料とした再生樹脂ペレットを99%以上用いて作製したゴミ袋です。この「FUROSHIKI」を使用いただくことで、廃プラスチックの排出削減やCO2の削減に貢献することができます。
ほかにも、プラスチックの端材を原料としたマテリアルリサイクルも進めています。このような事業活動を通じて、サーキュラーエコノミーの実現を目指していきたいです。

株式会社リダクションテクノ 様