産業廃棄物処理費用の勘定科目とは?勘定項目ごとの仕訳方法も解説!

産業廃棄物処理費用の勘定科目とは?勘定項目ごとの仕訳方法も解説!

産業廃棄物の処理費用を仕訳する際、いくつかの勘定科目が用いられます。どの勘定科目を使えばよいのかと悩んだことのある方も多いのではないでしょうか。

産業廃棄物処理費用の勘定科目は基本的にどれを選んでも問題ありませんが、会計に関わる以上、それぞれの特徴を押さえておく必要があります。

そこで本記事では、産業廃棄物処理費用の仕訳に使う勘定科目や仕訳方法を解説します。処理費用の仕訳方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

産業廃棄物処理費用の仕訳に使う勘定科目

産業廃棄物処理費用の仕訳に使う勘定科目には、特に決まりはありません。勘定科目ごとの意味合いは異なりますが、どの勘定科目を使用するかは企業側で自由に設定できます。使用頻度の高い勘定科目は、以下の通りです。

  • 外注費
  • 売上原価
  • 支払手数料
  • 雑費
  • 衛生費
  • 修繕費

次章以降では、それぞれの勘定科目を使った仕訳方法を詳しくご紹介します。


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外注費として処理する

外注費とは、外部の法人や個人事業主と請負契約を締結し、自社の業務の一部を外部委託した際にかかった費用です。業務委託費とも呼ばれており、産業廃棄物の処理費用は外注費として計上できます。

外部の産業廃棄物処理の専門業者に委託する場合で、その委託金額が大きくなる際に、外注費はよく用いられています。

売上原価として処理する

売上原価とは、商品・サービスの製造・提供をするために直接的にかかった費用です。企業が売上を上げるために必要な費用だとイメージするとよいでしょう。

継続的に発生する産業廃棄物処理費用の場合、売上原価を用いるのが適切です。

支払手数料として処理する

支払手数料とは、事業活動に伴い発生する報酬や費用の支払い、取引に関わる手数料などです。

単発的に発生する不用品回収や、粗大ごみ回収にかかる費用などは支払手数料として仕訳できます。例として以下のような処理を行います。

雑費として処理する

雑費とは、少額かつ一時的な出費で、他の勘定科目に当てはまらない費用を仕訳する際に用いられる勘定科目です。

産業廃棄物の処理費用が一時的に発生する場合や、処理費用が多額ではない場合は雑費としても処理できます。ただし雑費が大きすぎると、税務調査や会計監査で指摘される可能性があるため注意してください。

衛生費として処理する

衛生費とは、健康増進・疾病予防・環境保全などに関わる経費です。主に地方公共団体や飲食業などで使用されている勘定科目ですが、清掃・掃除に伴い発生した費用を計上したい場合にも用いられます。

衛生費を勘定科目に使用する頻度は少なく、あくまでも清掃・掃除に関連する費用として計上しましょう。

修繕費として処理する

修繕費とは、企業が保有する資産の維持・保持・修理にかかる費用です。建物の設備や故障を修理するための費用や、定期的なメンテナンス費用が該当します。

産業廃棄物が設備の修繕や修理で発生した場合、その処理費用は修繕費としての処理が可能です。こちらも衛生費と同様に、使用するシーンは限られています。

産業廃棄物処理費用の勘定科目は自社で選べる

先述した通り、産業廃棄物処理費用の勘定科目は自社で選択可能です。

産業廃棄物処理費用を仕訳する際、どの勘定科目を使用するか決めたら、会計処理の統一化を図るために、その後も使用し続けましょう。使用する勘定科目は自由ですが、会計処理はミスなく確実に行ってください。万が一不備や誤りがあった場合は、修正申告が必要です。税務調査で意図的な過少申告があった場合は、ペナルティが課せられることもあるため注意してください。

また、明らかに不自然な勘定科目を使用した場合、税務調査や会計監査の確認事項となる可能性もあるため注意が必要です。

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