
産業廃棄物の一種である廃プラスチック類には、いくつかの種類があります。ポリプロピレンもそのうちの一つです。法律上の分類は同じでも、捨て方や処理方法に若干の違いがあるので、適切に処理するためにはそれらを理解しておくことが重要です。
そこで本記事では、ポリプロピレンの概要や捨て方、処理方法を解説します。
目次
ポリプロピレンとは?
ポリプロピレン(PP)とは、無色透明な気体であるプロピレンを重合した熱可塑性樹脂です。その軽量性と優れた加工性、耐薬品性、耐久性により、家庭用品から工業製品まで幅広く使用されています。例えば、コップなどの日用品や自動車部品、化学機器製品、コンテナ類などです。

ポリプロピレンの捨て方は?
ポリプロピレンの捨て方には、以下が挙げられます。
- 燃えるごみとして捨てる
- 燃えないごみとして捨てる
- 資源ごみとして捨てる
上記のどの方法で処理されるのかは、サイズやごみの性状によっても異なるので詳しくは自治体に確認してください。
事業活動で出たポリプロピレンの処理方法
事業活動で出たポリプロピレンは、産業廃棄物として扱われ、以下の処理方法があります。
- マテリアルリサイクル
- ケミカルリサイクル
- サーマルリサイクル
それぞれの処理方法を詳しく見ていきましょう。
マテリアルリサイクル
マテリアルリサイクル(Material Recycle:材料リサイクル)とは、使用済み製品や廃棄物を新たな製品の原材料として再利用するリサイクル手法です。
マテリアルリサイクルのメリットは、化石燃料の使用を抑えることができ、新たな製品の製造にかかる環境負荷を低減させられる点です。
一方で、効率的なリサイクル実現のために徹底した分別が必要になる点や、繰り返し使用し続けると製品の品質が低下するなどの課題を抱えています。
ケミカルリサイクル
ケミカルリサイクル(Chemical Recycle:化学的再生法)とは、廃棄物を化学的に処理して元の製品もしくは他の製品の原料にするリサイクル手法です。
マテリアルリサイクルとは異なり、徹底した分別が厳格には求められず、不純物が混じっていたり汚染されていたりしてもリサイクルできます。しかし、高い処理技術やエネルギーがかかる他、運用コストがかかる点はデメリットに挙げられます。
サーマルリサイクル
サーマルリサイクル(Thermal Recycle:熱回収)とは、廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーを取り出すリサイクル手法です。
無駄なくエネルギーを取り出せる点がメリットであり、日本では主にサーマルリサイクルにより廃プラスチック類が処理されています。その一方で、有害物質が発生したり多量の二酸化炭素が排出されたりする点が課題です。
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