電子マニフェストを利用するにはいくらかかる?JWNETの料金体系を説明!

JWNETの料金体系を説明!電子マニフェストを利用するにはいくらかかる?

電子マニフェストを利用するためには、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターが運営するJWNETに加入する必要があります。
また、排出事業者、収集運搬業者、処分業者すべてが加入することで初めて利用が可能となります。

電子マニフェスト導入についてのメリットや流れについてはこちらのコラムをご参照下さい。

今回のコラムでは、排出事業者、収集運搬業者、処分業者それぞれの利用料金について解説します。

JWNETの加入単位と料金区分

電子マニフェストを利用するにはいくらかかる?

収集運搬業者と2次登録機能なしの処分業者は、基本料13,200円(1年間)のシンプルな体系です。
これに対して、排出事業者の利用料金は少し複雑な体系となっています。

排出事業者 収集運搬業者 処分業者
加入単位 任意 任意 事業場単位
料金区分 A料金・B料金
C料金(団体加入)
一律(区分なし) 2次登録機能ありの場合
A料金・B料金

排出事業者の基本料と使用料

A料金 B料金 C料金 (団体加入料金)
基本料
(1年間)
26,400円 1,980円 110円
使用料
(登録情報1件につき)
11円 (90件まで無料)
91件から 22円
(5件まで無料)
6件から 22円
判断の目安となる
年間登録件数
2,401件以上 2,400件以下

基本料の1年間の金額は、4月から翌年の3月末までの期間に適用されます。年度の途中で加入する場合、初年度の基本料は月割りでの請求となります。加入申込み月の翌月に3月末までの分の請求があります。
なお、使用料については3月末までの登録件数(前年度の実績)に応じて、4月に請求があります。

A料金とB料金を判断する上での登録件数は下図のとおり、月に200件超の登録がある場合はA料金が有利です。

A料金とB料金の登録件数ごとの料金を表したグラフ


出典:利用料金 | 公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター

C料金(団体加入料金)

C料金(団体加入料金)は、「排出事業者が20者以上集まって加入する」、「利用代表者が団体で加入した加入者の利用料金を一括して支払う」、「情報処理センターからの連絡先は利用代表者とする」などの条件を満たす必要があります。
団体加入者1者の年額基本料が110円と使用料(5件まで無料)で利用できるため、マニフェスト登録件数が少ない排出事業者向けの加入体系です。

利用代表者は団体加入者に以下のことを理解いただいた上で、団体加入者登録等の手続きを行う必要があります。

● 利用代表者の役割・責務(利用料金支払い、情報伝達等)
● 団体加入者の排出事業者責任
● 電子マニフェストの利用方法(登録・照会・情報変更等)
● その他電子マニフェストの加入手続き・運用に関し必要な事項

DXEサービスはこのC料金(団体加入料金)を活用して排出事業者に負担をかけずに電子化して頂くサービスです。
DXEが利用代表者となることも可能ですし、ユーザー様のほうで20者以上を集めて利用代表者となって頂くことも可能です。

【利用代表者となる場合に行う手続き】

  1. 申込・登録 
    ① 利用代表者の申込
    ② 団体加入者(排出事業者)の登録(登録方法は、Web画面からの登録 or CSVアップロードによる登録)
  2. 団体加入者の登録情報(加入者情報等)の変更
  3. 団体加入取消し
    ・団体加入者より解約や料金区分または利用代表者の変更の申出があった場合
    ・団体加入者が廃業等で連絡が取れない場合

    出典:団体加入の手続き | 公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター

既にAまたはB料金でJWNETに加入し自ら登録している排出事業者で、DXEの代行起票を理解頂ける先については、加入者番号とEDI利用確認キーを連携頂くことでAまたはB料金のまま代行起票が可能になります。
JWNETの利用料金はこれまで通り排出事業者に直接請求されます。登録ミスや遅延が見られる先にはお勧めです。
(新たにC料金でも加入頂き、ユーザー様に委託する場合の専用番号として使用することも可能です。)

なお、団体加入(C料金)の場合、ユーザー様が排出事業者のJWNET利用料金を立て替えることになります。(DXEが利用代表者となった場合はDXEから毎月請求させて頂くことになります)
相当額を排出事業者に請求するかどうか、どのように請求するかについてはユーザー様の判断となります。
排出事業者がユーザー様に関連しない電子マニフェストをそのC料金の番号で登録した場合、その分も含めてJWNETから請求を受けるので注意が必要です。(JWNETからの請求は翌年4月なので請求が難しいケースも考えられます)

加入者番号・公開確認番号・EDI利用確認キー

聞きなれない方も多いと思います。確認方法も含めてお問い合わせを頂くことが多いので解説します。

加入者番号

電子マニフェストシステム(JWNET)の加入者ごとに割り当てられている7桁の数字です。排出事業者・収集運搬業者・処分業者で、始まる番号が違います。
排出事業者の加入者番号は1から始まり、収集運搬業者は2、処分業者は3から始まります。

パスワード

その名の通り、JWNETにログインする際のパスワードです。
加入者番号とは違い、任意に変更可能です。

公開確認番号

収集運搬業・処分業の加入者ごとに割り当てられている6桁の数字です。(排出事業者には存在しません)
排出事業者が委託先の収集運搬業者・処分業者の情報を読み込む際に、加入者番号と公開確認番号を使います。処分業者が二次処理委託をする場合にも使用します。

EDI利用確認キー

電子マニフェストシステム(JWNET)の加入者ごとに割り当てられている8桁の数字です。
ASPサービス(EDIシステムを提供するサービス)を利用する時に必要となります。
ASP事業者サポート窓口リスト
(当社DXEもASP事業者になります)

画面上での確認方法

JWNETにログインし、マイページの「加入者情管理」メニューをクリックし(①)、
「加入者情報表示」画面に「公開確認番号」(②)が掲載されています。
※「加入者情報管理」メニューは加入者番号(7桁)でJWNETにログインした場合に使用できる機能です。加入者サブ番号(9桁)で「加入者情報管理」機能を使用することはできません。

JWNETにログインし、マイページの「加入者情管理」メニューをクリック
「加入者情報表示」画面に「公開確認番号」が表示

ASPサービスを利用時に必要となる、EDI利用確認キーについては公開確認番号の下に表示されています。


DXE株式会社資料DL

この記事をシェアする

収運業者のお客様向け

DXE Station 収運業者

受注データから電子マニフェストを代行起票

クラウドでマニフェスト管理や
請求業務を一元化!
電子マニフェスト代行起票で
業務を大幅に効率化!

収運・処分業者のお客様向け

DXE Station 収運・処分業者

収運業者と処分業者をワークフローでつなぐ

クラウドで収集運搬から
処分完了までの業務を一元化!
搬入予定の確認や、
二次マニフェストの
紐づけが簡単に!

閉じる